皆さま、こんにちは!当ブログ管理人の悠爺です。
2024年も残りわずかとなりました。
私は現在61歳で来年3月に62歳になります。
まだ働いている現役のサラリーマンです。
再雇用契約はしておらず、正社員のまま働いているため、収入の大幅減のような経験は今のところなく、恵まれていると思っています。
子供たちは皆独立し、家を出たので現在は妻と2人暮らしです。
今年は私の両親が2人とも他界し、私の方の介護は終わりましたが、妻の両親の介護が進行中です。
このような状況下で今年1年を振り返り、総括しながら、来年の生き方を展望してみたいと思います。
2024年の振り返り、総括
それでは早速今年、2024年を振り返ってみます。
仕事
私は59歳のとき2回目の転職を経て現在の会社に就職しました。
今の会社はいわゆる大企業ではなく、社歴の浅い会社ということもあって、私のようなシニアでも即戦力としてのニーズがあったのは幸運でした。
余談ですが、今の会社に応募してくるシニア層の方は結構おられます。
そういう方を面接していると、即戦力として自分一人で動ける人と、あきらかに管理職歴が長く、部下に指示することはできても自分では動けない人にはっきりわかれます。
当然採用されるのは前者の方です。
さて、私はこの会社で丸2年がむしゃらに働き、人も増えてきたので、そろそろ世代交代の時期と考え、今年の夏ごろ、経営陣に組織を改編して私のポジションを譲りたい旨を上申しました。
まだ結論は出ていませんが、ほぼ受理された状況なので、来年になれば遠からず私はラインを外れ、社内ではサポート側に回ることになります。
自ら進んで「役職定年」を申し入れたような感じでしょうか。
役職定年というとネガティブなイメージが付き纏いますが、会社からの命令ではなく、自らの意思で退くのであれば、気持ちの上でのわだかまりのようなものは生じません。
2024年はサラリーマン人生の終盤として、一歩踏み出した一年となりました。
お金
上述のとおり、私は自主的にポジションを退くことにしましたが、それによって直ちに給与水準が下がるわけではありません。
今の会社の給与には、ポジションに紐づく手当のようなものはなく、能力と成果によるランクで決まっているので、ランクが変化しなければ給与は変わりません。
とはいえ、役を外れれば出せる成果も限られてくるので、遠からずランクは下がるでしょう。
それは自分が望んだことなので異論は全くないのですが、現実問題として給与収入が減少すれば、生活に影響が出ます。
サラリーマンの人生設計においては、いずれ退職することを念頭に資産を作り、その運用益あるいは切り崩しで収入減を補うという意味でのFI = Financial Independence、すなわち「経済的自立」に到達することが重要になります。
60歳までにFIに到達できれば、65歳の年金受給開始までの5年間の生き方にさまざまな選択の自由が生まれます。
これはFIRA60と呼ばれる考え方そのものと言ってもよいでしょう。
早期退職ももちろん選択肢の一つですが、私のように自主的に役職を放棄することで、組織における責任と権限を減らしつつ働き続けるという選択も可能になります。
選択肢が増えることが「経済的自立」の本質的な意味だと思います。
12月の資産状況でご報告したとおり、現在の資産運用からある程度の分配金収入が得られているので、仮に無収入になっても、分配金と普通預金の切り崩しによる補填で、65歳まで生き延びることは可能と考えています。
資産運用については、
- 総額のうち一定割合をリスク資産として運用し、残りの現預金は必要な時に必要なだけ支出する。
これを基本的な考え方として今後も実践していきます。
生活
ここで生活とは、仕事を除いたプライベートな生活上のイベントのことを指します。
2024年の最大の生活イベントは「親の介護」でした。
今年は私の父、母とも他界し、親の介護を終了しました。
2人とも在宅での介護で看取りましたので、私の兄弟夫婦、医師、看護師を交えての総力戦で対応しました。
親の介護は突然始まり、終わりが見えない暗中模索状態になり、肉体的にも精神的にも、そして場合によっては経済的にも負荷が重いものです。
終了して正直ほっとしています。
まだ実家の整理など、やることはたくさんありますが、ようやく自分たちの老後生活に向き合う心と時間の余裕が出てきた感じです。
一方、妻の両親の介護は、来年以降本番になってくるので、まだ気を緩めることはできません。
次に生活費について。
2023年8月に下の子供が家を出て独立し、夫婦2人暮らしになってから毎月の生活費をチェックしてきました。
概ね月の支出は23万円くらいであることがわかりました。
老後は余暇も増えるので、元気なうちはこれよりも支出は増える可能性がありますが、平均して30万円程度を見込んでおけばよさそうです。
その他のイベントとしては、ボランティアを始めたことがあります。
親の介護が終わり、週末に少し時間が取れるようになったので、地元への貢献として無償の塾講師を始めました。
まだ日が浅いですが、少しずつ子供たちと仲良くなり、成果を出せればと思っています。
総括
2024年は、仕事ではサラリーマンの締めくくりに向けて、自主的にポジションを返上するという第一歩を踏み出したことと、自分の両親の介護が終わったことが最大のイベントでした。
また、リタイア後は会社の人たちとは疎遠になることは確実なので、地域交流を今から準備する意味でボランティアに加わりました。
リタイア後のやりがいや楽しみに育ってくれることを願っています。
2025年の展望
続いて来年(2025年)の展望について。
仕事
今の会社でポジション返上することになったことは、上に述べたとおりですが、会社からは「暇になるのは認めない」ということで、私のこれまでやってきた仕事とは全く異なるフィールドを任されることになりました。
2025年は早々にリタイアすることも視野に入れていたので、これはちょっと誤算ではあったのですが、学びの機会が与えられたものと解釈して引き受けることにしました。
こうなると来年いっぱいは仕事がありそうなので、実際にリタイアするのは2026年以降になりそうです。
仕事はとかく面倒で、時につらいものですが、何も仕事がないというのも、誰からも必要とされていない気がして寂しいものです。
人間とはつくづく厄介な生き物だと思います。
何か副業で多少小遣い稼ぎができたらとも思うのですが、なかなかこれといったことが思い浮かびません。
リタイアしたら起業したいと思うほどのビジネスネタもまだ見つかっていないのですが、そのあたりを考えるのも2025年の課題の一つです。
お金
お金周りについては、支出の把握やリタイア後の収入のシミュレーションを2024年のうちに終えたので、「絶対にこれをやるぞ」というほどの大きな目標はありません。
一方、必ずやる予定としては、
- 確定申告
- 新NISA 2025年枠への元本投入
- 妻の新NISA口座開設と運用のサポート
があります。
確定申告は資産運用している以上粛々とやることにして、新NISA枠の元本投入については年明けからボチボチ考えようと思っています。
Jリートを中心にサテライト・ポートフォリオの拡充に新NISA枠を使っていく考えです。
12月の資産状況でも述べましたが、1ドル100円になっても月20万円の手取り分配金収入が得られることを狙って銘柄構成を考えます。
また、妻はこれまで投資をやったことがなく資産運用に後ろ向きでしたが、さすがにインフレの猛烈な勢いを肌で感じるようになり、重い腰を上げ始めました。
ここはひとつサポートして妻の資産運用も始める予定です。
また、お金まわりで2025年に確実に起きるのが、私の両親からの
- 相続
です。確定したらブログにご報告します。
両親が他界したので、次は自分から妻と子供たちへの相続も考え始めなければなりません。
まだ先ではありますが、特に
- 生前贈与
については、知識のアップデートから始めようと考えています。
生活
介護から解放されて週末の時間に多少自由度が出てきたので、ボランティアだけでなく趣味も少しずつ再開し、交友関係を広げて行こうと考えています。
リタイアしたら話し相手がいない、という状態は避けたいですからね。
私生活においては、以下のアイテムについて何らか行動を始めたいと考えています。
- 車の買い替え
- 家具・家電製品の買い替え、家のリフォーム
今所有している自家用車は1台ですが、これがすでに購入してから十数年経っており、車検を通すたびにあちこち部品交換が必要になっています。
家具・家電製品の買い替えですが、オーディオセットは完全にいかれてしまっているし、エアコンも省エネタイプに変えたい。
テレビもだましだまし使っている状態で、家電類は恥ずかしながら満身創痍状態です。
家具の買い替えは、贅沢な部類に入りますが、ダイニングセットを子育て向けの現在のものから、シニア夫婦に似合うものに買い替えたい。
その他、水回りもいろいろ手を入れたいところがあり、庭もリフォームしたい。
仕事中心で生きてきたツケが生活環境の劣化として回ってきている状態です。
いずれも妻としっかり話をして、予算と時期を決めていくつもりです。
これらは相当な出費になることは確実なので、現役で収入があるうちに少しでも実行に移したいと考えています。
総括
2025年はリタイア後を想定して、仕事、お金、生活それぞれに対して、2024年よりもいっそう踏み込んだ取り組みが必要な年になりそうです。
どこまで実行に移せるかわかりませんが、一つ一つこなして行きたいと思います。
皆さまはどのような1年にしたいと思い描かれているでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回のブログでまたお会いいたしましょう!
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