職位返上 ー その後の展開

キャリア・転職

皆さま、こんにちは!当ブログ管理人の悠爺です。

2025年も終わりが近づいてきました。

これまで資産報告の投稿ばかりしてきたので、今回は久しぶりにキャリア・転職について書いてみようと思います。

昨年(2024年)6月、今勤めている会社で職位返上を申し出て認められたことを報告しました。

FIRA60に向けて - 職位返上を申し出ました
皆さま、こんにちは!当ブログ管理人の悠爺です。最近のブログでFIRA60に向けて準備を開始すると書きました。今回はその具体的第一歩として、今の会社における自分の職位(ポジション)を返上することを上司に提案して、無事了承されたことをご報告しま...

それから早、1年半の月日が経ちました。

今私はどのような心境で働いているか、ご報告もかねて綴ってみます。

その後どうなったか

結論から言うと、返上したはずの職位と同じ職位に、別の部署に異動した結果もどってしまいました。

どうしてそんなことになったのか、まずはことの経緯からご説明します。

異動、そしてまた異動

これは今勤めているようなスタートアップ企業にはよくある話なのですが、事業の拡大に組織編制が追いついていないため、あちこちで「穴」があいてしまい、業務がスムーズに進まなくなったり、進んだとしても、暫定措置が続いて効率の悪い業務フローになったりします。

そこでそうした「穴」を埋めるために、私のような年配の社員に白羽の矢が立つわけです。

その時の異動話は、まあまあ緊急度も高かったので引き受けました。

ほぼ全員が中途採用で成り立っている会社なので、前職との文化の違いなどから様々な衝突があちこちで起きます。

がまんできない人は辞めてしまうので、突然ポジションが空席になったりするのです。

私の異動も似たような背景からでした。

結果として、異動後私に割り当てられたポジションが職位返上前と同じになってしまったのです。

想定外というか、偶然の産物だったと思います。

その職場で1年ほど仕事をして、なんとか軌道には乗せて後任への継承も済んだので任務は完了したと思い、リタイアの相談を会社にしたところ、

次は〇〇[←別の部署名]が人がいなくて困っているからそっちをやってくれないか?リタイアは待ってほしい

と引き止められました。

さてさて、引き受けるか断るか、どうしたものか。

これを最後の仕事にすると腹決めして

結局、引き受けてしまいました。

理由ですが、ひとつ前の「穴埋め」と比べると、今回の仕事は面白そうだな、と思ったからです。

せっかく「やってみたい」という気持ちになったので、これを最後の仕事にするつもりで取り組もうと思っています。

キャリアを決めるもの

思考は現実化する?

ナポレオン・ヒル氏はその著書「思考は現実化する」でポジティブ思考の重要性を説きました。

原著は大作ですが、Youtubeに丁度良い要約がありました(↓)。

【要約】思考は現実化する【ナポレオン・ヒル】
今回のお話は!【はい!望月りんです!今回はナポレオンヒルさんの書かれた「思考は現実化する」を解説していきます。なんかかっこいいタイトルですね。あぁ、この本のメインテーマは「人生は自分がイメージしたとおりになる」だ。...】【要約】思考は現実...

この動画を観て、私が今のようなフラフラとしたサラリーマン人生を送っているのも、「どうしても仕事で成功したい」というほどの情熱がなかったからだ!と合点がいきました。

それだけの情熱がある人は、ナポレオン・ヒル氏の教えに沿って頑張ればよいでしょう。

では、そこまでの情熱のない私のような市井の人はどうしたらよいのでしょうか?

計画的偶発性理論

という言葉をご存じでしょうか?

AIに聞いてみると、以下の答えが返ってきました。

計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア論で、「キャリアの約8割は偶然の出来事(ハプンスタンス)で形成される」という考えに基づき、その偶然の出会いや出来事を計画的に捉え、積極的にチャンスとして活かすことで、より良いキャリアを築こうとするアプローチです。変化の激しい現代社会において、固定的なキャリアプランに固執せず、好奇心や柔軟性を持って行動し、予期せぬ出来事をキャリアの機会に変えることが重要だと説いています。

私はこの考え方が好きです。

この理論の根底には、

何をしたいかという目的意識に固執すると、目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねない(ジョン・D・クランボルツ)

という前提があります。

これはナポレオン・ヒル氏の主張とは相容れない、真逆の主張のように私には思えます。

計画を立てることは重要だが、計画通りにはいかないということを頭の片隅に置きながら、計画の実現に向けて行動する。

計画通りに行かなかった場合、そこには当初の計画には含まれていなかった「想定外」があるはずで、その「想定外」を元の計画に取り込んで前向きに軌道修正すればよい、ということがこの理論の骨子だと理解しています。

そのようなスタンスで行動すれば、計画通りにならなかったことを「失敗」として悔やまなくてもよくなるし、自分のキャリアを前向きにとらえることができるようになります。

ナポレオン・ヒル氏の主張は、思考の現実化に向けてそれ以外のものは犠牲にし、ひたすらその実現に向けて邁進できるように自分をマインドコントロールすべし、と説いているように思います。

それができる人は大いに成功してもえばよい。

私はせいぜい想定外や偶然の産物を大事にしながら、行き当たりばったりでキャリアを重ねるアプローチで行きます!

まとめ

私はおそらくもう転職はしないと思います。

もちろん想定外は大歓迎ですが、正直に言えばサラリーマンとして、そこまでして自己実現したいものが見当たりません。

むしろ、偶発的な出会いに思いをはせながら、昔の趣味や時間がなくてやれなかったことを掘り起こしてあれこれチャレンジしてみたいと考えています。

それが悠々自適なセカンドライフにつながっていけば本望です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。次回のブログでまたお会いいたしましょう!

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